現実の世界を創っているのは「自分の意識」
量子論では、意識がすべての始まりだと考えます。
物質を構成する最小単位とされる「素粒子」は、エネルギー(波)でもあり、物質(粒)でもある。
その「素粒子」に意識が介在すると、必ず現象が起こるというもの。
現象=素粒子+意識
目の前の現実を創っているのは「自分の意識」なのです。
「意識」が現実を創る仕組み
量子論的には、「現象=素粒子+意識」とあらわされる仕組み。
違う見方をすれば、
意識⇔感情⇔思考⇔行動⇔現実
となります。
この図式を見るとわかりやすいですよね。
感情が変われば思考が変わる。
思考が変われば行動が変わる。
行動が変われば現実が変わる。
現実が変わると意識もかわる。
意識が変わることで、目の前の現実は自然に変わっていくのです。
《観測者問題》とらえ方がその人の現実を創る
量子論の考え方のひとつ《観測者問題》。
有名なのは、シュレーディンガーの猫や二重スリット実験など。
ものすごくカンタンに言うと、見ている人《観測者》の存在で結果が変わるというものです。
これは、現実でも普通に起きていること。
例えば、AさんとBさんがいます。
恋人にLINEを送り、既読になったが返信がこない“既読スルー”が起きた場合。
Aさんは、「あ~忙しいんだろうな」ととらえ、
Bさんは、「嫌われた?機嫌悪い?怪しいことしてる?」ととらえたとします。
この2人に起きていることは一緒。
けれど、その人のとらえ方で現実は変わっています。
これが続くと、起きてくる出来事も違っていくことでしょう。
成功している人は、「起こることはすべて最善」ととらえるといいます。
まさに、目の前の出来事をどうとらえるかが、その人の現実を創るのです。
「意識」を量子論的に活用しよう
意識が生み出す「思考」。
人間は1日6万回もこの「思考」をしているのです。
「思考」のほとんどは無意識なもの。
この無意識な「思考」を意識的に望むものに変えるだけで現実も変わるのです。
どうやって「思考」を変えるのか。
まずは、意識の特徴を理解しましょう。
「思考」を変えるには「意識」するだけでいい
「思考」は、ほとんどが無意識のうちに流れていきます。
その「思考」を意識するには、自分の「思考」を眺めるだけです。
自分の「意識」を自分で俯瞰するだけでいいのです。
例えば歯磨きなど、毎日習慣的にしていることは、身体が覚えています。
「よし、ハブラシを取るぞ。さぁ、歯磨き粉をつけて、いざ!磨くぞ!」なんてやりませんよね(笑)。
毎日習慣的にやっていることを「今自分は〇〇をしている。」と意識するようにするだけで、無意識に思考している状態から意識的に思考することができるようになります。
同時に、その”感覚”を五感で感じるのです。
「あー歯磨きって氣持ちいいなぁ」とか「しっかりマッサージしよう」とか。
自分のしていることに意識的に集中することで、日常的な動作が「瞑想」と同じ効果をもたらしてくれるのです。
意識のフィルター=RASを活用しよう!
脳には、RAS(「ラス」と読みます)=Reticular Activating Systemの略(日本語では、網様体賦活系)があります。
このRASは、意識のフィルターの役目をしています。
「赤い車が欲しいなぁ」と思うと街で赤い車ばかり見えるようになる、そんな体験をしたことはありませんか?
”意識しだすとそればかり目につく”のは、RASの働きによるものなのです。
人間の潜在意識は、毎日膨大な量の情報をキャッチしています。
その全ての情報を脳で処理するのは、不可能。
そこで、潜在意識がキャッチした情報のうち、顕在意識に届けるものをRASが判断してくれているのです。
ちなみに、顕在意識に上がってくる情報の量はなんと、全ての情報のうちの0.0007%程度と言われています!
RASが潜在意識のとらえた情報から、その人が意図しているものだけを顕在意識に届けてくれているのです。
このRASは、”意図”とも言い換えられます。
「自分は幸せだ」と”意図”すれば、幸せに関する情報をRASが識別して、顕在意識に届けてくれるのです。
反対に「わたしなんて…」という”意図”で過ごせば、悲しいかな「わたしなんて…」という現象ばかり目に付くようになってしまうのです。
「勘違い力=しあわせ力」
有名な著書『思考は現実化する』には、量子論的な考え「自分の意識が現実を創る」ことについて書かれています。
何を意識して生きるのか。
どんな意識で世界を見るのか。
何を選択して生きるのか。
すべて「自分の意識」で現実は創られる。
実際の自分がどうか、ではなくて自分の意識はどうかが大切なのことなのです。
勘違い力という言葉がありますが、現実の自分を自分の都合のいいように勘違いできれば”しあわせ力”も上がるのです。
「自分、これでいいのだ!」という最高のやすらぎ
わたしが心というものについて、わかりやすく書かれていて好きな本『反応しない練習』に、こうあります。
人はつねに何かを追いかけます。
手に入らない現実に苦しみます。
失われる現実に悩みます。
ーしかし、そうした「現実」の中にあって、「現実」にのみこまれない心を持とう。
苦悩を超えた「納得の境地」にたどり着こう、きっとたどり着ける、と考えるのです。
「納得」というのは、主観的なものです。
私たちが、自分に「よし」と思えれば、それで上がりです。
それは「思い一つ」で達成できる以上、何歳になっても、どんな状況にあっても、得ることは可能です。
〈「反応しない練習」 草薙龍瞬〉
人間の心は、つねに変化するものです。
何かを求め、動き続けるというその性質を知らなければ、”いつも満たされない”状態になります。
常に「自分はどう在りたいのか」を意識することは、しあわせな人生を創る上で欠かせません。
そして、どんな自分にも「よし」と思えれば、心から安らぐことができます。
今ここを整えることが幸せな人生を創る
量子論的に「いまここ」がしあわせなら未来もしあわせです。
「いつかしあわせになるぞ」ではなくて、「すでにいましあわせだ」と氣付くことがしあわせな人生を生きるということ。
「でも、いましあわせじゃない!!」と感じるであれば、自分の意識を変えることで”いまここ”のしあわせに氣付くことができます。
自分の意識を変えられるのは、自分だけ。
自分をしあわせにできるのも、自分だけ。
外側にしあわせを求めるのではなく、自分の内側の意識を整えることでカンタンに幸せになれるのです。
セッションでは、自分のしあわせに氣付くワークなどを通して、いまここのしあわせにフォーカスしていきます。
「ない」意識が「ある」に変わることで、現実が変わる体験をしてみませんか?
意識が変わること体験は、不可逆的なもの。
一度、身体で覚えたら、「ない」意識になることはありません。
「ある」意識が、潜在意識を書き換えて、現実を変えていきます。
ぜひ、セッションで「ある」意識に書き換えましょう。
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