夫婦関係改善

夫の不倫をゆるすためにすべきこと

夫の不倫をゆるすためにすべきこと
仲野ちはる
仲野ちはる
「ゆるすために絶対に必要なものが「覚悟」です。
「決意」とも言えます。
でも、何をどう決めればいいの?と思いますよね。
そこで具体的に何をするのかをまとめました!

「ゆるすと決める」

夫の不倫をゆるす、不倫した夫をゆるすの続きです。
まだ読まれていない方は、ぜひ読んでみてください。

不倫した夫をゆるしたいと思ったことがある方は、

・ゆるす=愛
・相手をゆるす自分をゆるす

という言葉や概念を知っていたり、聞いたことがあるのではないでしょうか?

そして「日本語」としての意味はもちろん理解できるはずです。

が。

”理解できる”ことと”分かっている”こと、そして”できる”ことは、雲泥の差があるんですよね。

お客さまからも

「頭では分かっているけど、できないんです」

という言葉、よーく聞きます。

そうなんですよね。
意味は分かる。
でも、できない。

この状態って、実は「分かってない」し「できてない」ってことなのです。

となると、

・ゆるす=愛
・相手をゆるす自分をゆるす

という言葉や概念を理解するだけでは「ゆるす」ことはできていないということになります。

本当にゆるすためには、

知る→やる→できる→わかる

この「できる」状態が必要になるのです。

では「できる」ためにはどうしたらいいのか?

それが「覚悟」であり「決意」です。

もっと簡単に言えば「決める」ということ。

「ゆるすと決める」のです。

ゆるすためのファーストステップ

わたしが夫をゆるすためにしたこと、それは「決める」こと。
より正確に表現するなら「自分が決めたことを守る」ことでした。

ゆるすと決めたのだから、もう「ゆるせない」は有り得ないと腹を括ったのです。

「どうやったら、ゆるせますか?」

と本当によく聞かれます。
ほんとーーーによく、聞かれるんですね(笑)

その答えはシンプルなんです。

【決めたことをやる。】

それだけです。
でも、多くの人ができない。

なぜでしょう?

それは、シンプル過ぎるから。
そして、決めたことを守る、ということが”地道”過ぎるから。

魔法って、ありません。
ゆるすための方法は、地道過ぎて地味過ぎる。
だから、ほとんどの人が「こんなの無理」とか「これじゃないわ」となるのです。(傷つけられた被害者のわたしが、何でこんなこと頑張らないといけないの?とも感じるんですよね)

だけど、わたしは魔法はあると思っています。
それが「決めたことをやる」です。
ゆるせないと感じるたびに、自分に問います。

「わたしはゆるすと決めたんだよね?
どうする?ゆるす?
やっぱり、ゆるさない?」

これを一日何度も何度も何度も、問い続けました。

夫が変わればゆるせる、の嘘

そんな毎日の合間に、たくさんの本を読み、情報を集め、学び続けたのです。

さて、この作業を俯瞰してみるとあることに気づきます。

それは、ゆるすかどうかに”夫はいっさい関係ない”ということです。

自分が決めて、自分を深堀し、自分と対話を重ねる。

夫がどうか、は関係ないのです。

こうして、シンプルに自分を基準に作業を続けることで夫をゆるすことと再構築をすることが実は同じことではないと体感できます。

ゆるす作業は、自分との対話。
夫婦再構築は、夫との対話。

なのです。

「ゆるす」と「再構築」は無関係

多くの方が、「ゆるせたら再構築できる」とか「ゆるせないと再構築できない」と無意識に考えていますがそうではありません。

ゆるすことができた時起きるのは、自分にとっての最善を選べるようになることです。

ちなみにわたしは、前夫さんをゆるしたから離婚しました。

そして、今の夫をゆるすことができずに自分との対話を重ねていくことで、再構築も進んでいきました。

このどちらの場合にも言えることが、相手をゆるすと相手に愛されるということです。
この時の「愛される」は女性として、ではなく人として。

やはり、ゆるしは愛、なのです。

ここで、もう一度ゆるすことについて、考えてみてください。

あなたは何のためにゆるしたいと考えているのでしょうか?

もしゆるせたら、あなたはどうなっていますか?

ゆるすのは「自分のため」「自分の愛する人のため」

あなたは何のためにゆるしたいと考えているのでしょうか?と聞かれたら、「自分のためにゆるす」と考える方が多いのではないかと思います。

わたし自身、いつも「自分に意識を向ける」「自分を大切にする」ことをお伝えしているので「自分のため」は基本ですし、大切なことです。

ではなぜ、わざわざ「何のために」と聞いたのかというと、人間の潜在意識の特徴をお伝えしたかったから。

人間の潜在意識は「自分のために最善を尽くす」より「他者のため」「世界のため」に自己の力を尽くした方が能力が発揮されるのです。
(筋反射などで実験しても、明らかに違いが出ます)

「貢献」するという状態に近づくほど、その人の潜在能力が働くんですね。

つまり、夫をゆるすのも夫婦再構築するのも、自分のためだけなら、なかなか進まない。

逆に、ゆるすことで自分の愛する人が幸せになる
その先に、自分が住みたい世界が作られる。

この視点で自分と夫、家族を捉えらえるようになると、ゆるすことに対して「自分の力」以上の潜在能力が発揮されるのです。

自分がやっていることが住みたい世界のための一歩と捉えることで、潜在意識もしくは集合意識を味方にできるというわけ。

もし、あなたがゆるすことや再構築を投げ出したくなった時、ぜひ自分がどの視点に立っているのかを再確認してみてください。

ちなみにわたしのお客さまが「住みたい世界」は、

・大好きな人たちと穏やかに笑っていられる
・私自信が穏やかに笑顔でいられて不安なく過ごす
・笑顔が多い
・のびのび自由で豊かで愛しあう
・自分らしく、その人らしくいられる世界
・家族がみな仲良く笑顔あふれる世界
・自分の持っている愛を信じられる世界
・夫と穏やかに楽しく笑顔でいられる世界
・自分が笑って、みんなも笑ってる、そんな温かな世界

どの世界も、大切なのは笑顔で、穏やかなこと。

本当に、シンプルなんですよね、幸せって。

そして、シンプルなことを複雑してしまうのが人間でもあるのです。

幸せはシンプル、幸せになるのはカンタン

結局のところ、

「なんだ、こんなに簡単に幸せになれるんだ」

と気づいた人から、住みたい世界に住めるようになります。

実際に、自分が「住みたい世界」を言語化すると「あれ!?すでにもう住んでるじゃん!」と気づく方も多いです。

もし今、あなたが住みたい世界に住めていないと感じるなら、

いま、笑えないのはなぜでしょう?
穏やかに過ごせない原因はなんですか?
それは「今ここ」にありますか?

と、自分に問いかけてみてください。
シンプルなことを複雑にしていることに気づけるかもしれません。

夫をゆるすことも、実はとてもシンプルな作業の積み重ねなのです。

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