そんな方へ、被害者意識の正体とその手放し方をまとめてみました。
ちゃんと手放せると本当に世界が変わります。
被害者意識って、そもそも何なのだろう?
「被害者意識」とは、
「必ずしも被害を受ける立場にあるわけではないのに、自分は被害を受けている、受けるに違いないと思い込むこと。 また、自分の誤った行為を正当化するために、責任を他者や生育環境などに転嫁し、自分こそ被害者だと思い込むこと。」
そうなのです。
被害者であることは事実でも、意識を持つかどうかは”思い込み”なのです。
そうはいっても、ひどいことをされたら被害者ですから、その意識を持つな!ということではないのです。
被害者意識にどう向き合うのかが、その後の人生を大きく左右するのです。
被害者意識は、どうして生まれるのか?
被害者になるのは、現実的に被害を被ること。
誰が見てもわかることですよね。
ただ、「被害者意識」は、目に見えないものです。
人それぞれの感じ方や考え方の違いで、変わるもの。
だからこそ厄介なのですが、だからこそ自分でコントロールできるものなのです。
被害者意識の根底にあるものは、「〜〜された」という考え方。
”わたしは悪くない”のに、起きてしまったことなのです。
起きてしまったことに対して「起こした人がどうにかするべき」と思うのか、「自分は、どう向き合おう」と考えるのか。
この差が被害者意識を生み出すのです。
「不倫」における被害者意識
「不倫された」ということは、法的にも”被害者”です。
訴えれば慰謝料も受け取れるし、謝罪されるべき立場でもあります。
けれど、被害者意識はそれとは全くの別物なのです。
もし慰謝料を受け取り、謝罪されたら相手は罪を償ったことになります。
それ以上は、責めることはできません。
しかし実際は、慰謝料を受け取っても「不倫の傷は一生消えない」と相手を責め続けてる方が多いのが現実です。
被害者であることと「被害者意識」を持つことは、全く別のことなのです。
被害者意識を持つことの3つの「デメリット」
被害者意識を持つことによるいろいろな「デメリット」があります。
デメリットを知ることで手放すメリットも見えてきます。
ここでは、大きなデメリットを3つ紹介しますね。
デメリット1、成長するチャンスを逃す
被害者意識を持つことのメリットには、”守られるべき存在”で在れる、ということがあります。
”守られるべき存在”で在れば、何か困ったことや嫌なことが怒ったとき、責任から逃れる言い訳になります。
自分に起きた出来事は自分のせいではないと自分を正当化できるということです。
だって、自分は”守られるべき存在”なのですから。
そんな風に、自分の行いを正当化してしまうと、そこから学び成長することは難しくなります。
困ったり、嫌な思いをした時、「じゃあ自分はこの出来事にどう向き合うのか?」と考える機会が失われてしまうのです。
例えば不倫をされたとき、「被害者意識」を持ち相手を責めているだけでは何も変わりません。
「被害者意識」を持たなければ、不倫をされたという出来事に対して、
・夫に「不倫をされるのは嫌だ」と伝える。
・夫と離婚する。距離を置く。
・「わたしはとても傷ついた」と氣持ちを表現する。
・「わたしはわたしだけを愛して欲しい」と伝える。
など、できることはたくさんあります。
自分にできることを考え模索することで、自分が本当に望む在り方や本質的な願いを知ることができるんですね。
「被害者意識」を持つことの一つ目のデメリットは、ここです。
目の前に望まない出来事が起きたとき、「被害者意識」を持ったままだと、自分と向き合い成長する機会も逃してしまうことになるのです。
デメリット2、望まない引き寄せが起こりやすくなる
「被害者意識」を持っている時の2つ目のデメリットは、自分の本当の望みを感じられなくなることです。
”被害者”であるためには、必ず”加害者”が必要になります。
「被害者意識」を持っている間は、身の回りに加害者がいるということ。
加害者がいるのですから、常に相手や周りを監視せずにはいられなくなりますよね。
そのときの意識は「嫌なことが起きないだろうか」「傷つけられることは起きないだろうか」という”不安”や”恐れ”に向いています。
「前提の意識」が”不安”や”恐れ”になっているんですね。
引き寄せの法則は、「前提の意識」と似たものを引き寄せられるものです。
「被害者意識」を持つということは、”不安”や”恐れ”に似たものを引き寄せることになってしまうのです。
不安や恐れに意識が向いた状態では、自分が本当に望むことを意識することはできません。
「被害者意識」を持ち続ける限り、自分の本当の望みが感じられないのです。
「被害者意識を手放す」ということは、「何が起きても大丈夫」「なんとかなる」という自分への信頼と自分自身や起きることを自己受容があるからこそできることなのです。
自分への絶対的な信頼と受容があれば、ほとんどの”不安”や”恐れ”は手放せます。
「引き寄せの法則」の基本は、手放すことです。
「被害者意識」を手放すことで、望む引き寄せは自然と起こることなのです。
デメリット3、何もしてないのに疲れる、無氣力になる
「被害者意識」を持つデメリットの3つ目は、何もしていないのに疲れる、無氣力になることです。
「被害者意識」は、無意識に自分の人生を自分でコントロールできないと考えているから感じるものなのです。
自分の人生のコントロールをせずに、相手に合わせて生きているから感じるものだともいえます。
「被害者意識」を持っている人は、「どうせ」「わたしなんて」という言葉を自然と使っています。
「自己卑下」の意識を持っているんですね。
自己卑下の意識は、「自分にはどうすることもできない」「自分には価値がない」という意識です。
この考え方が、無氣力感に繋がっていきます。
そんな状態で生きていれば、意欲や好奇心は自ずと湧かなくなってしまいますよね。
人間は、やりたくないことをやっているから疲れるのではなく、やりたいことがないから疲れてしまうものなのです。
自分には何もできないという無氣力な生活を送っていると「何もしてないのに疲れる」ようになってしまいます。
自分で自分を幸せにする力はないと考えているので、自分を幸せにすることを他人に求めてしまう。
ますます、相手への期待も大きくなっていきます。
相手が期待に応えてくれているうちは幸福感が増しますが、相手は相手で自分の人生を生きていますから、期待に応えてくれないときももちろんあります。
すると当然、不幸な氣持ちになりますし苦しみやイライラを感じることでしょう。
「お金がないから」
「時間がないから」
「夫が許してくれないから」
「子どもがいるから」
上記のような理由で、好きなことややりたいことができないというのは、典型的な「被害者意識」の表れです。
もし、今そのような理由でやりたいことができないのであれば、ぜひ自分にできることを探してみましょう。
その一歩が「被害者意識」を手放すキッカケになるはずです。
被害者意識を手放すことの「3つのメリット」
被害者意識のデメリットを知ると、被害者意識を手放そうと思えませんか?
「被害者意識」を手放した先の未来には、それまでの人生とはまるで違う世界があります。
そんな被害者意識を手放す「3つのメリット」について挙げていきます。
メリット1、自分のやりたいことができるようになる
被害者意識を手放すことの1つ目のメリットは、自分のやりたいことがどんどんできるようになることです。
被害者意識を手放すことで、自分が自分のためにできることに意識が向くようになります。
相手にどうにかしてもらうことを手放すことですから、当然といえば当然ですよね。
今まで「やりたいことがわからない」と感じていたとしても、被害者意識を手放していくと「やりたいこと」が湧いて来るようになります。
やりたいことが出てきたとき、
・「お金がない」のなら、何ができるのか。
・「時間がない」のなら、どうやったら作れるか。
・「夫がゆるしてくれない」なら許しを得る必要がそもそもあるのか。
・「子どもがいるから」なら、子どもをみてくれる人を探せないのか。
と”自分ができること”にどんどん意識が向いていきます。
自分のやりたいことが見つかり、自分がやりたいことをやることで自分への信頼も強くなっていきます。
自分の人生を自分でコントロールし、創っていけるようになるのです。
メリット2、自分を大切にでき、周りからも大切にされるようになる
「被害者意識」を手放す2つ目のメリットは、自分を大切にすることで周りからも大切にされるようになることです。
自分を大切にするようになると、自分に様々なことを与えることが楽しくなっていきます。
自分が好きなように生きていけるようになるのです。
自分が好きなように生きていると、相手が好きなように生きることを認めることも簡単にできるようになります。
「夫ばかり好きなことをやってズルい!」
「あの人は自由で羨ましい」
という意識がなくなり、相手のあるがままを受け入れらるようになるのです。
人間は誰しも、自分のあるがままを受け入れてくれる人に安心感を覚えます。
人間が求める「しあわせ」とは、身体で感じる「安心感」です。
相手のあるがままを受け入られれるようになると、周りの人たちからとても大切にされるようになるのです。
これが、「自分を大切にすると周りからも大切にされる」仕組みなのです。
自分のやりたいことをやっている人は、それだけで魅力的です。
ただ自分に与え続けることに集中しているのに「愛される」人にもなっているのです。
メリット3、お金や成功が手に入る
「被害者意識を手放す」3つ目のメリットは、お金や成功が手に入ることです。
被害者意識がお金や成功を遠ざけているというのは、昔から言われていることでもあります。
お金について学ぶ良書「ミリオネアマインド 大金持ちになれる人」には、こんな一文があります。
「お金に縁がない人は、自分の人生の責任を取る代わりに、被害者の役を演じるのが大好きだ。
被害者の大半は「自分はなんてかわいそうなんだ」と考える。そして、「思考は現実化する。という法則に従って、被害者は文字通り「かわいそう」な状態に陥ってしまう。」
被害者意識を手放すことで享受できる「メリット」は、手放さないと体験できないもの。
体験できていないうちは、手放すことに抵抗が出てしまうかもしれません。
それでも手放そうとすることでこれだけのメリットがあるとしたら、「被害者意識を手放しそう!」と覚悟ができませんか?
「被害者意識」を手放す3ステップ
手放せばいいことだらけの被害者意識。
同時に、手放すことが手強いことも事実です。
そんな「被害者意識の手放し方」を紹介します。
step1.絶対に手放すと決める
最初のステップは、「被害者意識を手放すと決める」ことです。
「引き寄せの法則」にも共通しているのですが、決めなければ進めません。
車のナビゲーションシステムと一緒ですね。
目的地を入れて、あとは行動するだけです。
決めてしまえば、被害者意識が顔を出しても、「手放すと決めたんだった!」と目的に意識が向くようになります。
被害者意識を手放したいと思うなら、まず始めに「わたしは被害者意識を手放します」と決めてしまいましょう。
step2.文句を言わない時間を決める
決めたら、次は行動です。
簡単にできることは、文句を言わないことです。
”文句”には、”批判する”ことや”噂話をする”ことも含みます。
ただ、最初から絶対に言わないと決めてしまうと難しくなります。
最初は、短い時間で構いませんから「今から文句は言わない」と意識して始めてみましょう。
スポーツと一緒で、続けることでどんどん上達していきます。
言葉というものは、大きなエネルギーを持っています。
言葉をコントロールすることはエネルギーをコントロールすること。
エネルギーが変われば、現実は必ず変わっていきます。
step3.捉え方と言葉を意識的に選択する
わたしたちは、1日6万回も思考しています。
思考するときは、言葉を使っています。
先ほども伝えましたが、言葉は大きなエネルギーを持ちます。
なので、思考するときに使う言葉を意識的に選ぶようにしてみましょう。
同時に、目の前の出来事をどう捉えているかについても意識してみてください。
例えば、車を運転中にひどい割り込みをされたとき、今までだったら文句を言ったり「なんてやつだ」と捉えていたものを、「あの人にはあの人の事情があるのかもしれない」と捉えるだけで認識が変わり、見えてくるものも変わります。
以前なら、怒りを引きずっていたかもしれませんし、イライラが収まらないことがあったかもしれません。
けれど、捉え方を意識的に選択することでその後の現実は大きく変わります。
同時に言葉も変わりますよね。
日常的に、思考するときの”言葉の選択”と出来事に対する”捉え方”を意識することで被害者意識はどんどん薄くなっていくのです。
被害者意識を手放し、生まれてきたことを楽しむ毎日を送ろう
自分の人生を自分で創るには、責任が伴います。
覚悟も必要です。
今までの生き方が変わるので不安や恐れが出てくることもあるでしょう。
けれど、その先にあるのは想像以上の楽しい未来です。
セッションでは、被害者意識の手放し方もサポートしています。
自分一人では、被害者意識を持っていることに氣付きづらいものです。
手放すには、まず何が被害者意識なのか、その根源にはどんな想いがあるのかを自分が知る必要があります。
自分と向き合うことは、不安や恐れがあると難しいものでもあります。
被害者意識を手放しながら、あなたの本当の輝きを思い出すためにもぜひセッションをご利用ください。
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