「子どものため」に生きている母親が子どもを不幸にする
セッションやいただくメッセージを読んでいて、とても残念に感じるのが「子どもの幸せのために」とか「子どもの幸せがわたしの幸せ」という言葉。
悲しいけれど、そう言っている母親は、子どもをしあわせにしてはいないのです。
子どもをしあわせにする、ということが本当はどういうことなのか。
それが腹落ちしている人は、「子どものために」という言葉は使わないのです。
自分がしたいからしてるだけなので、「子どものために」という意識がないから。
以前セッションでこう話してくれた方がいらっしゃいました。
「子どものために、自分が欲しいものも我慢してきました。お化粧品も安いもので我慢して、子どもが欲しいという洋服やカバンを優先して買ってあげてたんですね。それなのに娘に『お母さんももっと綺麗にして欲しいな』と言われたんです。
あなたのために我慢してきたのに!って思って、悲しくてなって怒りも感じました。その言葉が頭から離れなくて…」
この方がもし本当に心から「子どものために」生きていたとしたら、悲しくなるはずはないし怒りなんて感じないはずです。
心の底から、子どものために生きていたら「いいのよわたしは。あなたのしあわせが一番大切だから。綺麗になんてしなくていいの。」とだけ言って終わりだと思います。
わたしは、この方のお話を聞いて「やっぱり、子どもって神だ!」と感じました。
子どもが教えてくれたんですよ、母親に。
「いい加減、自分の人生を生きなよ」って。
「子どものため」という言葉が自分の人生の放棄になってないか?
「子どものため」に生きることがいいとか悪いとか、そういう話ではないのです。
自分がそうしたいから、子どものために生きているのか?
自分の人生を棚上げして、子どもために生きてるんじゃないか?
その違いを理解できているか?ということが大切なんですね。
わたしは自分の人生を自分で創ることが楽しくて堪りません。
だから子どものために、自分を削ることはしません。
自分をしあわせにすることで自分から溢れるしあわせが子どもをしあわせにしていると感じています。
母親はそうあることが仕事だとも思います。
母親に限らず誰だって、そうなんですけどね。
シャンパンタワーの一番上が自分。
自分に注ぎ続けたしあわせが夫や子どもに注がれ、社会へと流れていくのです。
自分より先に子どもを満たそうとすればするほど、自分は削られていきます。
原理的に、子どものしあわせで自分をしあわせにすることは不可能なのです。
まして母親は女性。
女性性は受け取る性です。
「子どものため」、という在り方は”与える”こと。
与える性は、男性性です。
与えることばかりしていたら、男性性ばかりが働き女性性が枯れていきます。
子どものために生きているだけでは、女性性が枯れてしまうんですね。
子育てに一生懸命になるほどに、夫を男として見れなくなるのは、この仕組み。
ダメな母親ほど愛されるのも、この仕組みなのです。
子どもをしあわせにする母親と不幸にする母親のたった一つの違い
子どもができたら、自分のしたいことは後回し。
母親になったら、子どものために生きるのが当たり前。
わたしもそう思っていましたし、実際にそう生きてきました。
自分のしたいことや行きたいところ、欲しいもの、会いたい人。
全部我慢して、よい母親になろうとしてきたし、自分の母親もそう生きていたのでその生き方に疑問を感じることすらなかった。
そんなわたしに何度も起こったのが「夫の不倫」でした。
頑張って頑張って「よい妻、よい母」になろうとすればするほど、苦しくなっていきました。
頑張っているのに、自分も家族もしあわせになれない…。
家族に感謝されるどころか、煙たがられる。
「わたしのどこがいけないんだろう…」といつも感じていました。
その中で出会ったのが量子論でした。
そこでやっと氣付いたんですね。
いままでやってきたことは、全部逆効果だったんだって。
自分が満たされていないのに、他人は満たせません。
母親本人が自分の内側に意識を向け、エネルギーを整えていなければ、子どもをしあわせにすることなどできないのです。
子どもをしあわせにする母親と不幸にする母親のたった一つの違いは、「自分をしあわせにすることに真剣に向き合っている」かだけなのです。
子どもから見た「最高の母親」はどんな母親?
子どもの視点からみると、とてもシンプルです。
毎日ご機嫌で、笑って楽しそうにしている母親。
自分のことは二の次で、家族のために頑張って疲れている母親。
どちらの母親がしあわせそうですか?
どちらの母親が好きだと思いますか?
「人生って楽しいよ〜。あなたも好きなように生きてね」とあるがままを受け入れてくれる母親。
「将来のために勉強しなさい。いい学校にいかないとしあわせになれないわよ!」と口うるさい母親。
どちらの母親の言葉を信じるでしょう?
どちらの母親が子どもをしあわせにしていると思いますか?
わたしは、いつも機嫌よく楽しく生きている母親で在りたいと思ったのです。
子どもはすでに素晴らしい。
子どもは自分でしあわせになる力を生まれながらに持っている。
それが真実だし、そう信頼しています。
わたしは、とことん自分をしあわせにすることで、家族をしあわせにしようと決めたのです。
「子どものために」生きるのか「自分のために」生きるのか、選択は自由
心から「子どものために」生きたいと願うのなら、ぜひそうして欲しいと思います。
そう生きることで、笑顔でご機嫌でいられるのなら最高です。
ただ子どもに「あなたのためにやってるのよ」とか「あなたのためを思って」という言葉は使わない方がよいです。
この言葉が出る時って、怒ってますよね?
波動も重いです。
子どもからみたら、「怒るくらいならやってくれなくていいよ。全然子どもためになってないよ。」と感じるだけです。
母親が自分の人生を楽しむということは、母親自身が自分にとことん尽くすこと。
その母親が発する波動は、「愛」です。
そんな母親の子どもが問題を起こすはずはないし、しあわせにならないはずはないんですよ。
子どもが問題を起こしたり、毎日しあわせそうに生きていないなら、それは母親への有難いメッセージです。
母親と子どもって、本当に密接です。
母親の姿をしっかりと映してくれるし、母親の課題を突きつけてくれます。
あなたは毎日ご機嫌ですか?
お子さんは毎日楽しく生きていますか?
「わたしは毎日ご機嫌です」
「子どもは毎日楽しそうにしています」
そう言い切れるなら、あなたは最高に子どもをしあわせにする母親です。
もし、言い切れないとしたら、ぜひ自分の生き方や在り方を見直してみてください。
本当に子どものしあわせを願うなら、あなたからしあわせの周波数を発信しよう
量子論的に考えると、母親が「愛」や「感謝」の周波数を出していれば、子どもも夫もしあわせです。
自分の波動が周りの世界に伝わって、現実が創られます。
・子どもをしあわせにしたい。
・子どもを優秀な子に育てたい。
・子どもの健康を支えたい。
そう願わない母親はいませんよね。
本当に子どものためを考えるなら、まず母親であるあなたが先に最高にしあわせになっちゃってください。
自分の周波数が変われば、あっという間に現実が変わります。
セッションでも、子育ての悩みをお聞きしています。
周波数を整える方法もお伝えしていますので、ぜひお越しください。